2018年2月28日水曜日

チューブレスタイヤの外し方

最近、わりと有る質問&問い合わせ。

MTB乗ってる方からは今さら~。ですが。

チューブレスタイヤが外せないんです。と。

完成車でも最近多い組み合わせ。チューブレスレディ(以下TL)対応リム、TLタイヤがついていて、中にチューブが入っている状態。シクロクロスの完成車なんかもそうですね。

この手のタイヤを外そうとした時に外せないんです。と。

MTBではスタンダードなTL。ロードバイクを主に乗ってきた方が経験してきているチューブレスとほぼほぼ同じなんですが、ちょっと違う。

何が違うかと言うと。


ハンプという赤丸の部分。TLはここのハンプがわりと大きめ&専用のリムテープを貼り、シーラント。

ロードのチューブレスはリムにバルブ穴のみでリムテープは不要。



実際の写真。上がMTBのTL。下がロードのチューブレス。
ロードのチューブレスの場合は、そもそもハンプが小さい、リムテープを貼らない なのでタイヤを外す時にビートを落とす作業。つまり、真ん中のくぼみにタイヤのふち、ビートフックを落とすのも、グっと押し込めばパコっと外れるんです。全周、両側を真ん中のくぼみに落とせば、後はレバーで外すだけ。
これは皆さん経験済みですね。

おっと、この作業もマビックの新しいチューブレスは最高です。私は外すのも嵌めるのもレバー無しで出来ます。それぐらい超楽。
何と今なら店頭在庫アリ!!!! 

話を戻します。

で、TLタイヤ。ハンプが大きい&テープを貼るので、嵌め合いが少しキツくなる、とゆうか滑りが悪いとゆうか。


この山になっているハンプを乗り越えないといけません。
シクロクロスだったりMTBのタイヤ、特に最近は+規格と言われる太めのタイヤはグっと押し込んでも、ただただベコるだけ。



お客さん、格闘中w

これからコツをお伝えします。

タイヤを嵌める時の最後の格闘。皆さん経験ありますね?

あれです。


そう。これ。

グっと上に親指全部を使って持ち上げる。これをイメージして下さい。


こんな感じ。

ここが踏ん張り所。気合いです。


で、何とか一ヶ所でもハンプを乗り越えられればこっちのもの。あなたの勝ち。

そこをガイドに1周グルっとビートを落とし、反対側も同様に。

後はわりと楽にタイヤを外せるはずです。

この「ハンプを乗り越える」を覚えておけば、ライドに出掛けてパンクしても泣かずに済みます。

もう既にTL対応ホイールをお持ちで、トライした事のない方はシーズンインする前の今! やってみておいた方がいいですよ。